2011年08月16日

灯火採集コワい

実験用のカメムシが必要で,灯火採集を初めてやりました.
詳しい後輩に手伝ってもらいながらだったのですが,
ふ〜む,こうやってやるのか.
荷物が大掛かりになりますが,結構簡単です.

11灯火採集1.jpg

さて,カメムシは集まってくるかな,と思っていたら,
大型の蛾が凄い集まって来る・・・鬱.
オオミズアオとかスズメガとか凄くコワい.
蛾が猛烈に苦手なので,何度ももう駄目だ,と思いましたが,
なんとか逃げ出さずに頑張りました.

11灯火採集2.jpg

あれほど怖い目にあったのに,結局,お目当てのカメムシは駄目.
あぁ,灯火採集は僕には向いていないようです.


posted by 針山堀太郎 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月07日

SSCが終って

生物学教室は医大の研究棟8Fに存在していますが,
南側の見晴らしが最高なんですね.
今晩は大学の研究室から花火がみられました.
一度に4ヶ所から花火が上がっているのが壮観でした.
夏真っ盛りです.

11花火.jpg



夏真っ盛りでもあり,また実験で忙しい毎日なのですが,
それでも,どことなく気が抜けたような日々を過ごしてます.
7月28日から30日にかけて開催した,
サマーサイエンスキャンプ(SSC)が終わって,
「あぁ何か一つ大きなことが終わり,別れが来たんだなぁ」
という気分だからなんですね.

11SSC.jpg

今年は,これまでのSSCの反省や経験を生かして,
これまでにないキャンプにしようと取り組みました.
そのかいあって,個人的には,
過去最高のSSCになったのではないかと思ってます.

行動形態班で一緒に実験をした高校生さん4名は,
素晴らしい科学的なアイデアを提案してくれたり,
諦めない探究心を示してくれたり.
なんというか,そうですね,
それらの才能を身近に感じて,柄にもなく,
僕が少し感動してしまったような気がします.



posted by 針山堀太郎 at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

机の上でベニツチカメムシに給餌させる

浜松も梅雨が空けました.
野外ではベニツチカメムシの給餌もそろそろ終りの時期です.

このベニツチカメムシの魅力の1つは,
他の社会性昆虫に勝るとも劣らない,
母親の献身的な子育て行動です.

上手に飼育してやると,その子育て行動を
室内でも本当に見事に見せてくれます.
その意味で,愛玩動物のように飼える昆虫だなぁ,
と常々感じていて,最近,ある書き物のなかで,
「ペット的な楽しみ方できる虫である」
というようなことを書いたのですが,
それはちょっと言い過ぎなんじゃないの・・・
と言われてしまったので,
こんな感じなんです,という映像を撮影してみました.



映像は8倍速で再生していますので,
ちょっとセカセカした感じになってます.

このブログで初めて映像をアップしたので,
これが上手に再生できているのか不安なのですが,
映像内容は,下の写真のような人工巣からカメムシが出て行って,
文献の横を歩いてパソコン横の餌場にたどり着き,
幼虫の餌の種子をとって,巣へ帰っていくという映像なんですね.
人工巣の中の大きな個体が母親で,小さなオレンジの粒が幼虫.
肌色の丸いものが餌の種子で,
すべて母親が餌場から自分で運んだものです.

人工巣.jpg
デスク上での採餌.jpg


どうでしょう,ペットみたいでしょう?
個体差があって,ちょっとした物音に怯えて
PCを打っていると,巣から出てこない個体もいますが,
大胆な個体は,すぐ横でどんどん給餌してくれます.
餌さえ豊富に与えておけば,巣と餌場を往復するだけで,
逃げていなくなってしまうこともほとんどありません.
ミツバチみたいに飼育が大掛かりにならないし,
アリのようにそこかしこを歩き回ったりしないので,
扱いやすくて可愛いのです.

ふ〜む,15年かけてようやく
ここまで飼育できるようになってきました!
これは良い虫です.

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2011年07月05日

ナガレフナムシ記事

「小笠原で渓流性の新種フナムシ発見」という記事が
6月17日の静岡新聞の夕刊にも掲載されました.

11静岡新聞.jpg

先月,小笠原諸島が世界自然遺産に登録されましたが,
ナガレフナムシも登録推進にちょっとだけ貢献したことを
関係者の方から聞いています.なんか嬉しいですね.
また,小笠原に調査に行きたいものです.
posted by 針山堀太郎 at 13:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月26日

マダラ調査の持ち物

さて,奥日光へのマダラツチカメムシ調査ですが,
もう10回目ということもあって,様子はだいぶ分っています.
調査準備も,さらさらっとできます.
今回はあまり複雑な調査ではなく,主な目的は,
繁殖しているカメムシとハルニレ完熟種子の採集です.
繁殖場所を探して,おそらく雨の中,
広範囲を10時間くらい歩くため,
なるべく持ち物は軽装で.こんな感じです.

マダラ調査持ち物.jpg

プラスチック丸ケース2個,小カップ2個,脱脂綿4枚,キムワイプ10枚,眼科鋏1つ,ピンセット1本,薬さじ1本,軍手1組,温度湿度計1個,地図などの資料,野帳と筆記用具,レジャーシート1枚,デジカメ1個

マダラツチカメムシは繁殖に入る年と入らない年があるようで,
研究材料としてはとても扱いが難しい虫なのですが,
栄養卵がほとんど見られないなど,
ちょっと気になる部分があって,諦めきれない!
今年は現地のハルニレの様子を観察してくれた研究者からの情報では,
ハルニレの種子も結構ついているようです.
沢山の個体が繁殖に入っていますように・・・.

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2011年06月24日

孵化の観察

あぁ,暑い.ここ数日は浜松もとても暑いです.
そんななか,ベニツチカメムシの孵化の様子を観察してまして,
ようやく,なんとか観察を終えることが出来ました.

孵化の瞬間を観察するだけなら,ビデオを回しっ放しで良いのですが,
孵化する瞬間に処理をする実験なので,
24時間張り付いていないといけないので大変です.
しかも,今日か明日くらいだろうな,
といった程度の孵化日の予想はつくのですが,
時間帯までは分らないので,全く気が抜けません.
ちょっとトイレに行っていたり,仮眠していたりした時に,
あっさり孵化してしまい,ショックを受けたりします.
上手に孵化させることができると,
こんな感じで幼虫が団子状になって,可愛いです.

ベニツチカメムシ1齢幼虫.jpg


さて,次はマダラツチカメムシ.
日光に調査に出かけます.

posted by 針山堀太郎 at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 魅力的なカメムシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月22日

小笠原の新種のフナムシ

2007年に小笠原にフナムシ調査に行った際,
謎の渓流性のフナムシを採集したことを紹介しましたが,
http://hahoman.seesaa.net/article/49747341.html
この謎のフナムシ,今回,新種記載の論文が出版されました.

Ligia torrenticola
ナガレフナムシ
ナガレフナムシ.jpg

Nunomura, N., Horiguchi, H., Sasaki, T., Hironaka, M. & Hariyama, T (2011) A new species of the genus Ligia (Crustacea: Isopoda: Ligiidae) from steep streames of Chichijima and Anijima Islands of the Ogasawara Islands.(小笠原諸島父島・兄島の渓流から発見されたフナムシ属(甲殻亜門:等脚目:フナムシ科)の1新種)
富山市科学博物館研究報告, (34): 73-79.

日本の等脚目研究の権威である布村昇先生と
追加の調査と標本採集を行っていただいた
佐々木哲朗氏の努力によるものです.
心より感謝致します.

このフナムシの驚くべき点は,
写真のような渓流に生息していることです.
少なくとも本種以外,日本には渓流性のフナムシは報告されていません.
渓流でどのような生活をしてるのでしょうか?ワクワクしますね.
その生理と生態の解明を進めたいと考えています.

初寝浦.jpg
posted by 針山堀太郎 at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究室の生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月17日

定位の研究してます

全然,更新されてないけど,ちゃんと仕事してるの?
という声が聞こえてきそうな気がしますが,
針山研究室の皆さん,お仕事頑張っておられます.
いよいよ生き物のシーズンに入ったこともあって,
一層バタバタしてきました.

僕も忙しい日々を送らせていただいてます.
1つは科研費の研究なのですが,フタボシツチカメムシ
という小さな昆虫のナビゲーション行動をモデルに,
「昆虫の点光源コンパスの不安定性とその補償としての並行処理」
という研究を進めています.

11フタボシツチカメムシ.jpg

この研究ですが,核になるデータが取れましたので,
日本動物心理学会・日本動物行動学会・応用動物学会・家畜管理学会の
四学会合同大会「Animal 2011」にて発表する予定です.
http://www.saitama-med.ac.jp/medlinks/animal2011/index.html

コンパス情報の並行処理という動物の未知の定位能力を紹介します.
機会があれば,聞きにきていただけると嬉しいです.



posted by 針山堀太郎 at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 魅力的なカメムシ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月03日

藤條先生いらっしゃる

先日2月21日になりますが,
佐賀大学名誉教授の藤條純夫先生にお願いして
生物学教室にセミナーに来ていただきました.

藤條先生は弘中の学部生,大学院生の指導教官で
公私ともに大変お世話になっている恩師です.

藤條先生来浜1.jpg

先生が長年取り組まれてこられた
ハスモンヨトウの長距離移動性に関する最新の結果について,
「研究室での実験からは判らなかった新たな発見
ーハスモンヨトウの海外からの移動をめぐって」
というタイトルでお話していただきました.

先生のハスモンのお仕事は大学時代にはセミナーや学会で,
浜松に来てからは,佐賀で先生とお酒を飲むときに,と,
お聞きする機会は多かったのですが,
はじめから最後まで通して拝聴したのは初めてでした.
退官されてから7年間ずっと追いかけてこられたという
寄主選好性のデータには,執念のような凄みを感じました.
フィールド中心であったお仕事をこれからは再び
生理学的なものにシフトしてさらに追求されるとのことで,
またお話を聞ける事が楽しみです.

講演の後は「うなぎ藤田」で教室の皆さんと懇親会.
その後二人で,もう少しお酒にお付き合いいただきました.
前回浜松にいらした時は,藤條先生,針山先生,僕で焼酎を飲み過ぎ,
翌日大変な二日酔いで苦しむ,という恥ずかしい思い出がありますが,
今回のこの爽やかなお二人をご覧ください.
僕も珍しく飲み過ぎず,大丈夫でした.よかったぁ.

藤條先生来浜2.jpg
posted by 針山堀太郎 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月18日

新年会の写真が今頃・・・

ええっと,今頃,研究室の新年会の写真が出てきました.
1月21日にやったはずなので,1ヶ月前ですか・・・.
なんといいますか・・・すみません.

酔いと忘却で,もう何を喋ったのか全く憶えていませんが,
なぜお前はキノコが食べられないんだ,
という定番の話題は出たような気が.
あとルネサンス期のメディチ家に共感できる,
というわけのわからない主張を熱心にしたような気もします.
反省しております.

新年会.jpg

今年1月から2人のポスドクの方に加わっていただいたので,
その歓迎会も含めての新年会でした.
今の生物学教室の布陣はこんな感じなんですね.

針山孝彦 教授
妹尾圭司 准教授
弘中満太郎 特任助教
山濱由美 教務員
堀口弘子 教務員
外山美奈 技官
田野月恵 技術補佐員
高久康春 特任研究員
堀口涼 特任研究員

もう数人ポスドクが増える予定があるので,
研究室はにぎやかになっていきます.
posted by 針山堀太郎 at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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