2008年11月26日

定位行動の室内実験アリーナのサイズ

動物行動における目標定位の室内実験を考える際の
大きな問題の一つは,スペースです.
一般的に,動物が大型になればなるほど運動能力が高くなり,
定位行動の特徴を検出するために,
大きなスペースが必要になります.
動物を固定して定位行動を観察するシステム
(トレッドミル,フライトミルなど)
というアイデアもありますが,
これも動物が大きすぎると難しいですし,
なるべく自然状態から派生する行動学上の問題を
今は追求したいと考えているので,
室内実験でも,できれば自由運動させたいものです.

これまでは,主にベニツチカメムシという約2cmほどの
大型のカメムシの帰巣における定位行動を観察してきました.
大型であるため,色々な処理が可能でメリットも大きいのですが,
このカメムシで室内実験をする際には,
少なくとも5m四方の空間が必要で,
これを確保することが難しかったのです.

そこでもう少し小さなカメムシで
帰巣の定位行動を観察できるようトライしています.
フタボシツチカメムシなどの小型のモンツチカメムシだと,
帰巣の定位の実験アリーナは,2m四方くらいで十分です.
このくらいなら,まぁあまりスペースを取らずに実験できます.

ということで先日,
アリーナの周囲を覆って視覚目標を遮断する黒い布を,
堀口さんに買ってきていただきました.
さて,これを使って,実験アリーナ作成に取りかかります.

黒い布.jpg
posted by 針山堀太郎 at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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